国際学術委員会への参加


International Scientific Committees (ISC)


 イコモスは、文化遺産に関わるさまざまな課題や問題について、それぞれの分野ごとに国際学術委員会(ISC)を設置して取り組んでいます。現在、その数は27に達しています。文化遺産の保存や保護のための理論や技術的な指針などを研究し、憲章やガイドラインなどを提唱しているほか、より良い遺産保存のためのトレーニング方法の開発や専門家・技術者の育成に努め、その分野の研究書や印刷物などの発行、国際会議の開催などを通じて学術情報の国際的交流を増進し、また分野を越えた課題に対して互いに協働して取り組むこともあります。各ISCは、それぞれ独自に事業を立ち上げて、主体的に実施しています。その成果や結果などは年間活動報告として、イコモス本部執行委員会Executive Committeeに提出され、承認を受けています。



 ISCの運営方法、設置手続き、メンバーシップ、本部活動への関わり方等については、2005年ICOMOS総会(西安)で採択された Eger-Xi’an Principles for The International [Scientific] Committees of ICOMOS(エゲル-西安プリンシプルズ)に示されています。これによると、各ISCは、Expert Members、Associate Members、Non-ICOMOS Members、Institutional Members、Honorary Membersから構成され、各ISCでの投票権は、国内委員会からの正式な推薦をうけたExpert Member(各国一人まで)がもつことができます。すべてのISCの委員長で構成されるScientific Councilの代表者Coordinator3名は本部執行委員会にも出席しています。
 日本イコモス国内委員会では、日本イコモスとして公式に推薦しているExpert Memberやその他のISC参加メンバーを通じて、それぞれのISCの情報をインフォメーション誌などでお知らせしています。以下のISCリストのうち、かっこ内はこれまでに日本イコモス国内委員会事務局に参加の連絡があった会員氏名です(2018年3月時点)。その後、参加状況は変わっている可能性があります。ISCにご興味のある会員の皆さまは、事務局までご連絡ください。

  • Analysis and Restoration of Structures of Architectural Heritage -ISCARSAH(花里利一、岩崎好規、坂本 功、西澤英和)

  • Archaeological Heritage Management -ICAHM(岡村勝行、岸本雅敏、小野 昭、中西裕見子)

  • Cultural Landscapes ICOMOS-IFLA -ISCCL(大野 渉、石川幹子、本中 眞)

  • Cultural Routes -CIIC(杉尾邦江、大野 渉)

  • Cultural Tourism -ICTC(宗田好史、山内奈美子)

  • Earthen Architectural Heritage -ISCEAH(岡田保良、山下保博)

  • Fortification and Military Heritage -IcoFort(三宅理一)

  • Heritage Documentation -CIPA(近藤康久)

  • Historic Towns and Villages -CIVVIH(福川裕一、苅谷勇雅)

  • Interpretation and Presentation of Cultural Heritage Sites -ICIP(門林理恵子)

  • Intangible Cultural Heritage -ICICH(大貫美佐子、稲葉信子、内藤秋枝ユミイザベル)

  • Legal, Administrative and Financial Issues -ICLAFI(河野俊行、八並 廉)
    概要2007年

  • Risk Preparedness -ICORP(益田兼房、大窪健之)

  • Rock Art -CAR(小川 勝、五十嵐ジャンヌ)
    概要2007年

  • Stone -ISCS(石崎武志、西浦忠輝)
    石材劣化パターンの図版用語集 日英版 ILLUSTRATED GLOSSARY ON STONE DETERIORATION PATTERNS

  • Theory and Philosophy of Conservation and Restoration -TheoPhilos(内藤秋枝ユミイザベル、西村幸夫、赤坂 信)

  • International Training Committee -CIF(稲葉信子、福島綾子)

  • Underwater Cultural Heritage -ICUCH(岩淵聡文、池田栄史、木村 淳)

  • Vernacular Architecture -CIAV(大野 敏、山田幸正)

  • Wood -IIWC(土本俊和、渡邊保弘)
    概要2007年

  • 20th Century Heritage -ISC20C(豊川斎赫、山名善之、鰺坂 徹、田原幸夫)

  • Industry Heritage(松浦利隆)

今後も、より幅広い分野の専門家の方々をお誘いし、日本からの参加、貢献を拡大していきたいと考えています。2018年3月時点で、日本からの参加がないと思われるISCは次の通りです。


  • Economics of Conservation -ISEC

  • Energy and Sustainability -ISCES

  • Mural (Wall) Paintings -ISCMP

  • Places of Religion and Ritual -PRERICO

  • International Polar Heritage Committee -IPHC

  • Shared Built Heritage -ISCSBH

  • Stained Glass -ISCV


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