第10小委員会:彩色




設立趣意

 

わが国の国指定文化財建造物の保存修復は、明治時代以来今日まで国家主導で実施されている。そのうち塗装の修復方針は時代による差異が認められ、第二次世界大戦以降、建物の内外部を全面的に塗り替える傾向が高まった。このことは歴史的建造物の塗装はもとより、歴史的建造物が持つ文化財的価値を低減させることを意味しており、かねてから問題視されていた。
このような状況を踏まえ、本小委員会は2008年10月29日から11月1日に掛けて中国北京で開催された「International Seminar on the Conservation of Painted Surfaces on the Wooden Structures in East Asia」を契機として発足し、文化財建造物のみならず、歴史的建造物に見られる塗装修復の実際を調査研究して、わが国における塗装修復のより妥当なあり方を提言することを活動の最終目的とする。

 

 

委員

 

主査:窪寺 茂
幹事:マルティネス アレハンドロ
委員:青木繁夫、内藤秋枝 ユミイザベル、馬場良治、矢野和之

 

 

年次活動

 

 

研究会

 

 

刊行物

 

 

提言・意見書・コメント等


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