第16小委員会:コンサベーションアーキテクト




設立趣意

 

現在、国指定重要文化財建造物保存修理の設計監理に関して補助事業に於いては、文化庁の研修を受けた文化財建造物修理主任技術者を用いることが義務づけられている。国登録有形文化財建造物保存修理の設計監理に関しては、一般の建築士でも可能であるが、補助事業は文化財建造物修理主任技術者の技術指導を得て行うこととなっている。重要伝統的建造物群保存地区内建造物の保存修理、地方指定や史跡内の構成要素となる建造物については一般の建築士でも可能であるが、文化財建造物修理の設計監理の知識や経験が少ない技術者が携わることもあり、適切な設計監理技術者の育成が急務である。このため、登録文化財建造物等の適切な設計監理者の育成をめざして、兵庫県から始まった「ヘリテージマネージャー」育成講習会が全国に広がり、一定の成果を挙げている。
一方近年、文化財の指定・登録等の範囲が広がるに従い、近代化遺産、土木遺産、産業遺産、近現代建築など煉瓦造、鉄骨造やコンクリート造などの保存修理が増えてきており、構造専門家や土木技術者の関わりも重要になってきている。これらは保存だけでなく、活用のための整備計画・設計も同時に求められ、地域のまちづくりへの関与も期待されている。
このように現在、従来とは異なる考え方や技術の方向をも模索する必要があり、保存と活用のバランスについての新たな視点も必要となってきた。
この状況に鑑み、コンサベーションアーキテクトまたは修復建築家という職能について海外の状況なども踏まえて研究し、職能の検討とその育成・認知の手法の検討を進め、実践していく。

 

 

委員

 

主査:矢野和之
委員:田原幸夫、苅谷勇雅、山名善之、内藤秋枝 ユミイザベル、崔静妍、ウーゴ ミズコ、マルティネス アレハンドロ、武藤美穂子

 

 

年次活動

 

 

研究会

 

2022/9/10開催「日本における修復建築家とは?」 第1回 

◇日時:9月10日(日)16:00~18:00

◇開催方法:Zoomミーティング

◇ブログラム:

趣旨説明:田原幸夫 氏(日本イコモス国内委員会 研究会担当理事)  

<欧米諸国の実情報告>

報告1:フランスにおける修復建築家の歴史と現状 佐藤 桂 氏

報告2:英国におけるConservation Architectという職能について 武藤美穂子 氏

<講演>

コンサベーション・アーキテクトの職能と私  矢野和之 氏 (日本イコモス国内委員会事務局長)

<質疑応答及び会場との意見交換>

モデレーター:苅谷勇雅 氏(日本イコモス国内委員会副委員長)  

<閉会>

総括・閉会挨拶:岡田保良 氏(日本イコモス国内委員会委員長)

「日本における修復建築家とは?」第1回

 

 

刊行物

 

 

提言・意見書・コメント等


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